この度、当センターでは障害のある方の表現活動の推進を目的に、人材育成事業を実施します。主に舞台芸術に関わる内容となっていますが、興味関心のある方はぜひご参加ください。入門編と実践編に分かれています。チラシにつきましては下記のリンクよりダウンロードをお願いします。
テキストは下記よりダウンロードをお願いします。
【入門編】
近年、共生社会実現への取り組みの一つとして、公共ホールや美術館等で障害のある人を含む多様な方々へのプログラムが展開され、様々な方に配慮した施設整備も進められるようになりました。その背景には、東京オリンピック・パラリンピックの開催や法整備が挙げられます。しかしながら、制度があってもそれを動かす人がいなければ取り組みは進んでいきません。本研修では、バリアフリー映画の上映とレクチャーを通じて合理的配慮やアクセシビリティについて学びたいと思います。
定 員:50名
参加費:無料
対 象:文化施設・文化団体の職員、アーティスト、福祉施設職員
合理的配慮の取り組みに関心のある方
日程・プログラム
■2024年6月27日(木) 10:30~15:30 ※昼食休憩をはさみます。
10:00 受付
10:30 開会:事務連絡
10:40 バリアフリー映画上映
12:15 映画終了・昼食休憩
13:30 講義:文化芸術を通した共生社会の実現を目指して
講師:山上 庄子 氏(Palabra株式会社代表取締役)
14:45 質疑応答
15:15 閉会
会場・アクセス
オーバードホールハイビジョンシアター(大ホール1F)
〒930-0858 富山市牛島町9番28号
※JR富山駅北口から徒歩3分。会場には専用の駐車場がございません。
お車で来られる方は、お近くの有料駐車場に駐車ください。
【バリアフリー映画】
さよなら ほやマン 2023年/106分 劇映画
監督:庄司 輝秋
出演:アフロ、呉城久美、黒崎煌代、松金よね子、津田寛治
製作:シグロ/オフィス・シロウズ/Rooftop/ロングライド
自然の豊かな美しい島で生きる青年たちと、都会からやってきた問題を抱えた女性。この風変わりな出会いから生まれるのは、最高に優しくてパワフルで、エモーショナルな“再生の物語”。当てもなく立ち止まった不器用な人間たちが、自分の人生を取り戻そうと“もがく勇気”を描いた純度100%の感動作が誕生した。監督を務めたのは本作が長編デビューとなる庄司輝秋。故郷である石巻への熱い想いを胸に、宮城県石巻市の沖に浮かぶ網地島でオールロケを敢行。キャストには次世代の映画界を担う才能溢れるフレッシュな顔ぶれが揃い踏み。人気バンドMOROHAのアフロが脚本に熱く共鳴し、映画初主演を務める。共演は、NHK連続テレビ小説や大河ドラマに数々出演する注目の若手俳優、呉城久美とNHK連続テレビ小説「ブキウギ」(23/秋)に大抜擢された黒崎煌代。懸命に生きる人々が前へ踏み出す姿が、温かな応援歌のように胸に響く。全ての、今を生き抜くあなたへの物語だ。
【講師プロフィール】
山上 庄子 氏 Palabra株式会社代表取締役
両親が映画の製作配給の仕事をしていたことから映画に囲まれながら育ち、学生時代は下高井戸シネマで映画館スタッフとして働く。大学卒業後は沖縄で働いていたが、2011年東京へ戻り、現在の会社の立ち上げに携わる。字幕制作部門を担当した後、2017年より 代表取締役に就任。Palabraは映画映像のバリアフリー字幕や音声ガイドの制作を専門としながら、近年は演劇などの文化芸術分野やイベントなどのバリアフリー対応、配給事業などにも取り組んでいる。令和2年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰、内閣府特命担当大臣表彰優良賞受賞。第7回糸賀一雄記念未来賞受賞。
お申し込み方法
メールもしくはQRコードよりお申込みください。
メールでのお申し込みの場合は、件名に人材育成参加希望と記載し、本文に1ご氏名、2所属を記載して以下のアドレスに送信ください。必要な配慮がございましたら、あわせてご記載ください。
申し込み期日:2024年6月21日(金)
【実践編】
障害のある方の舞台芸術に携わってみたい、何か自身で取り組んでみたいと考えている方を対象に実践研修を開催します。具体的な実践事例を学び、ワークショップで実際に身体を動かしてもらいます。ただ、学ぶだけでなくこの研修を通して受講者同士のネットワークも作れたらと思っています。
参加費:無料
定 員:各回とも20名
対 象:入門編に参加された方、文化施設・文化団体の職員、アーティスト
福祉施設職員、合理的配慮の取り組みに関心のある方
プログラム (希望するコマだけの参加も可能です)
■2024年7月20日(土)
12:00 ランチ(希望者のみ)
会場のMUROYAさん特製のランチを楽しみます。富山湾を望む、レトロな街並みがのこる港町・富山市岩瀬エリアにあります。お天気のいい日には雄大な立山連峰を望めます。地域の方や観光客の方に立ち寄っていただけるカフェ、ショップ、イベントスペースを備えたコミュニティの場です。
13:00 受付
13:20 開会
13:30 実践事例の紹介 I事例報告「みんなのディスコ」
講師 半田 将仁 氏 可児市文化創造センターala 事業制作課 主査
可児市文化創造センター(愛称:ala)は、「芸術の殿堂」ではなく、人々の思い出が詰まった「人間の家」として、「つながりを醸成する<社会包摂型劇場経営>」を推進している劇場です。2016年から、音楽やダンスを通じて、障害、国籍、性別、世代など、あらゆる垣根を越えて人々が気軽に交流するイベント「みんなのディスコ」を開催しています。制作担当者の半田さんから、企画の経緯や苦労した点、成果や展望をお聴きします。
【講師プロフィール】
東京、神奈川の文化施設に勤務後、2016年より(公財)可児市文化芸術振興財団 事業制作課に入職。可児市文化創造センターでは、演劇滞在制作プロジェクト「ala collection シリーズ」、外国籍向けドキュメンタリー演劇プロジェクト「多文化共生プロジェクト」、アーツマーケティングゼミ「あーとま塾」、障がい者向けダンス事業「みんなのディスコ」、映画事業などを担当。
14:50 II事例報告 「つながるサーカスキャラバン2023」
講師 唐川 恵美子 氏 ほっちのロッヂ文化環境設計士
「ほっちのロッヂ」は、福井市に本拠がある「医療法人社団オレンジ」が母体の軽井沢にある診療所。令和5年度に、サーカスアーティストの金井ケイスケ氏を招へいし、ソーシャルサーカス公演「ムーンナイトサーカス2023」を佐久市と松本市で実施。その年、年間を通してや多彩なワークショップやアートマネジメント講座を企画しました。「ムーンナイトサーカス2023」公演の制作過程において、様々な配慮や工夫をどう現場で行っていたのか、インクルーシブな舞台芸術活動を実践するためのノウハウを事例から考えます。
【講師プロフィール】
東京外国語大学ドイツ語学科および同大学院修士課程を修了後、東京都内・福井県内の公共劇場にて事業企画運営に携わる。2020年、長野県軽井沢町にオープンした「診療所と大きな台所のあるところ ほっちのロッヂ」へ参画し、医療福祉ケアを担うスタッフやアーティストともに作品制作、地域活動を展開している。
15:55 閉会
会場:MUROYA 〒931-8359 富山県富山市東岩瀬村1番地
富山ライトレール東 岩瀬駅より徒歩5分
駐車場のスペースには限りがあります(10台程度)。お車で来られる方は、満車の場
合は各自で確保していただくことになりますので予めご了承ください。
■2024年9月10日(火) ※定員に達しました。
10:10 受付
10:30 ワークショップ体験「いいちゃいいちゃ、おどっていいちゃ♪」
講師 なかむら くるみ 氏 ダンス・アーティスト/カラダ媒介人
11:30 振り返り
12:00 閉会
今演習では、講座生と主に知的に障害のある方々がいっしょに時間・空間を共にし、身体でのコミュニケーションを通じて、「配慮」について考えを深める機会とします。障害のある方とない方が、共に活動することで“新たな表現”の可能性に気づくきっかけの場にできたらと思います。
【講師プロフィール】
石川県金沢市生まれ。人の身体が持つ可能性をダンス(身体表現)というコミュニケーションツールを使って発信している「ソコニダンス」主宰。2007年文化庁新進芸術家海外留学派遣研修員として英国Rambert School of Ballet and Contemporary DanceにてDiploma取得。帰国後、石川県内複数の福祉施設においてニーズに寄り添いながら身体と心で自由に表現できる場づくりを積極的に行う。2018年イタリアにてDance Well Teachers Courseを修了し、パーキンソン病と共に生きる方々を含む市民のために開かれたダンスの場「ダンス・ウェルクラス」で講師をつとめる。2019年に始動したダンスカンパニー「あら・おるズ」ではディレクターをつとめる。
会場:氷見市芸術文化館交流室1・2 〒935-0021富山県氷見市幸町31番9号
■電車をご利用の場合
JR氷見駅下車 タクシーで約10分/ バスで約15分
芸術文化館前または芸術文化館西 下車
■高速道路をご利用の場合
能越自動車道をご利用の方 氷見I.Cから約8分
北陸自動車道をご利用の方 小杉I.Cから約45分
■2024年11月9日(土) 午後を予定
講演とシンポジウム
「とやま発信!ココペリ物語~障がいのある人のアート活動支援について~(仮)」
講師 米田 昌功 氏 富山県障害者芸術文化活動支援センター ばーと◎とやま代表
愛知、新潟、富山の福祉施設職員、アートコーディネーター、デザイナー、センター代表、それぞれが紹介する作家の短編動画(チューリップテレビ制作)の鑑賞を交えながら、その物語から見える障害者の表現と支援の今とこれからについて語り合います。 ※詳細につきましては改めてお伝えします。
【講師プロフィール】
2005年文化庁在外研修で1年間ネパールに滞在。その後、社会人の知的障害者を対象としたアート活動支援を開始し、NPO工房ココペリを設立。2016年には長年務めた教職を退き、支援センター設立に奔走。伝統美術、現代美術などの制作をはじめ、様々な展覧会の企画、マンガ出版、神職の肩書をもつなど、支援活動に留まらない様々な活動を展開している。
会場:オーバードホール(中ホール)
〒930-0858富山県富山市牛島町9番17号
※JR富山駅北口から徒歩3分。会場には専用の駐車場がございません。
お車で来られる方は、お近くの有料駐車場に駐車ください。
申し込み方法
QRコードよりお申込みください。
申込期日:2024年7月12日(金)
主催:東海・北陸ブロック障害者芸術文化活動広域支援センター
富山県障害者芸術文化活動支援センター ばーと◎とやま
企画:東海・北陸ブロック障害者芸術文化活動広域支援センター
舞台芸術アドバイザー 荒川裕子
【問合せ先】
〒943-0834 新潟県上越市西城町2-10-25 大島ビル307
東海・北陸ブロック障害者芸術文化活動広域支援センター 担当:坂野
TEL:025-530-7264 メール:info@niigata-artbrut.net
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